わたしが社会に出た頃は、会社は本業に専念することが王道で、他のことに手を出すのは邪道。サラリーマンにいたっては、副業禁止規定も存在するのが当たり前の世界でした。
しかし、世の中は、変わりました。終身雇用は崩壊し、非正規の雇用形態が増加する一方です。会社は、わたしたちの生活や老後を保証してはくれません。年金は先送りされ、老後の年金暮らしで悠々自適な生活なんて夢のまた夢です。今後は80歳になっても動けるうちは働くのが当たり前の世の中になります。反面、1日あたりの労働時間はドンドンと減っていくものと思われます。
はたして会社勤めだけで一生を過ごせるのでしょうか?一つの仕事だけで食べていけるのでしょうか?
わたしは、仕事として提供できるものは、業種業態にこだわらず何でもチャレンジします。世の中の人が困っていること、求めているもの、喜んでくれる事、わたしの能力で提供可能なものは仕事にしています。わたし自身に能力がなくても、他の方と組むことで提供可能なものも仕事にしています。
なので、正直何屋さんかと言われると答えに困ります(笑)
コンピュータ関連の仕事で一発で数百万円の仕事を受注することもあります。しかし、お金が入ってくるまでに時間はかかるし、プロジェクトが途中解散でもしようものなら時間と労力を使って実入りゼロです。大きな案件は有難いですが、リスクも大きいです。
また、うまくお金が入っても、次の案件が見つかるまでに時間がかかることはしばしば。毎月毎月、口座のお金が減っていく憂鬱な経験をすることになります。
なので、大きな案件も小さな案件も、そして、まったくことなる分野の仕事も同時並行でこなしていくことにしています。
そして何よりも意識しているのは、仕組みづくりです。
仕組みづくりは、水くみに例えると分かりやすいでしょう。水がなくなる度に水をくみにいく!これが労働収入。つどつど水をくみにいかなくても蛇口をひねると水が出るように水道管を引く!これが仕組みづくりであって、権利的な収入です。
権利的な収入は、即収入にはなりにくいので、仕組みが確立するまでは、労働収入で食べていかなければなりません。
しかし、いったん権利的な収入が軌道に乗ると、それで食べて行くことが可能となり、労働収入に頼る必要がなくなります。なので、労働型の収入は、選ぶことが出来るようになり、好きなこと、あまりお金にならないことでも仕事として続けることが可能になります。
そんな権利的な収入の仕組みを考えるのが毎日の日課となり、周りの人々の仕組み作りが仕事となっています。
一本の大きな収入源より、小さくても数多い収入源を確保したほうが収入は安定しますし、変化に強いです。
ちなみに、考えたことが全て上手くいくことはありません。上手くいったことより、上手く行かなかったことのほうが何倍も多いです。しかし、やり始めないと水道管は引けないのです。あなたは、いつから始めますか?
目 次
第1章 お金について
- お金は、借りてる立場の方が強い
- お金は、幻想で成り立っている
- お金に色は無い
- 小さなお金より、大きなお金の方が集まりやすい
- 複数の収入源を持つことが当たり前
- あなたのお金に人が集まっているのかも?
- お金は、交換の手段でしかない
- 働き方の未来予想図
第2章 健康について
第3章 人間関係について